Medical News Japan

多発性硬化症:神経障害の修復を実現

MS nerve damage repaired in lab
多発性硬化症の神経損害の修復が実験室で実証

BBC 2007/10/09

 アメリカの科学者たちは、多発性硬化症で生じた神経損傷をマウスの実験で修復しました。この研究はロチェスターのメイヨークリニックのチームによって行われました。彼らは、この新しい研究成果が多発性硬化症の新しい治療につながることを臨んでいます。
 多発性硬化症は、体の免疫系の欠陥によって引き起こされ、神経を覆っているミエリン鞘を攻撃します。研究者たちは、多発性硬化症が進行した実験モデルのマウスにヒトの抗体を用いて、ミエリンを再び成長させました。

 彼らはアメリカ神経学会で、動物実験の技術を完成させた後、患者で治験を開始したいと述べました。多発性硬化症はイギリスで85000人の患者さんがいます。ミエリン鞘への障害は、神経が適切に働く能力を阻害し、視力障害、平衡障害、時には麻痺となります。

 症状をある程度まで管理することはできますが、現時点では、障害を受けたミエリンを回復させる方法はまだありません。
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 今回の実験結果についてはまだ研究の初期段階だという指摘もありますが、治療法が確立していない分野だけに注目したいところです。

MS nerve damage repaired in lab
BBC 2007/10/09

2007年10月11日:多発性硬化症:skyteam2007

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