Medical News Japan

経口避妊薬の長期使用は子宮頸ガンのリスクを上昇させる

Cancer risk from the Pill
経口避妊薬によるガンのリスク
  
Independent, 2007/11/09

経口避妊薬を服用する女性は子宮頸癌に罹患するリスクが増加するため、定期的に検査を受診すべきである、と医師達は警告しました。


しかしながら、増加したリスクは続く訳ではなく、経口避妊薬の服用中止より10年程度で正常に戻ります。余分なリスクは、卵巣・子宮内膜(子宮)癌に対するピルの保護効果によっても上回っていました。したがって、彼らはピルをとらないようにする理由にはならないと言います。

経口避妊薬に関する24の研究調査(子宮頸癌患者16,000名と子宮頸癌でない35,000名を対象)とした研究調査より、経口避妊薬を使用していない女性と比較して、5年間ピルを使用していた女性の方が、子宮頸癌リスクが2倍であるということが判明しました。

それは、経口避妊薬を長期にわたって使用することで、ガンのリスクがより高まる事を示した、過去に行われた研究を裏付ける内容でした。その研究は経口避妊薬の服用中止後よりどれくらいの期間、その影響が継続するかを示した初めての研究になります。

この研究は、医学雑誌であるランセットに公表されました。20〜30歳の時から約10年間経口避妊薬を使用した女性の50歳までに子宮頸癌を発現するリスクを、先進国に住んでいる1,000人の女性当たり3.8から4.5に増加させました。発展途上国では、1,000人の女性当たり7.3から8.3まで上昇させました。

2007年11月10日:がん:Hokuson

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