インド:メディカルツーリズム勃興
インドのメディカル・ツーリズム市場、約2,000億円に成長へ
インド新聞 2008/05/27より引用
インド商工会議所協議会(ASSOCHAM: Associated Chambers of Commerce and Industry of India)は26日、最新の研究「外貨獲得に向けたメディカル・ツーリズムの可能性」にて、海外からの患者の医療費による外貨獲得高が、2012年までに800億ルピー(約1,941億円)規模に増大する見込みであると発表した。
インド政府が外国患者のビザ取得を容易にしたことに加え、インド国内の医療基盤が確実な成長を遂げていることが主な要因。なお、このいわゆる"メディカル・ツーリズム"で得られる金額は現在、年間で350億ルピー(約849億円)と推測されている。インド商工会議所協議会(ASSOCHAM: Associated Chambers of Commerce and Industry of India)は26日、最新の研究「外貨獲得に向けたメディカル・ツーリズムの可能性」にて、外国からの患者の医療費として2012年までに外貨で800億ルピー(約1,941億円)規模に増大すると発表した。
各国での治療費を比較すると、骨髄移植手術はアメリカで20万ドル(約2,000万円)、イギリスで最高20万ドル、タイで6万2,500ドル、インドでわずか2万ドル(約200万円)。アメリカと比較して約10分の1となっている。
バイパス手術はアメリカで1万5,000~2万ドル、イギリスで約2万ドル、タイで1万4,250ドル、インドで4,000~6,000ドルの費用がかかる。膝の手術費は、アメリカで1万6,000~1万7,000 ドル、イギリスで1万5,000ドル、タイで7,000ドル、インドで1,000ドルと、いずれもインドの治療費は各国と比較して10分の1から2分の1と安い水準となっている。
研究によれば、西洋諸国では医療費が非常に高いため、アフリカ、中東、アジア諸国の患者が経済的な理由から、インド国内の基盤が整った地域の病院での治療を検討し始めている。
2008/05/26 16:35(ニューデリー発)
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世界中でメディカルツーリズムが盛んになっています。コストがメインの理由ですが、それ以上に「外国」に渡っても治したいという人間の希望がかなえられるのであれば、やはりこのニーズは高いと思います。日本はまだ序の口ですね。
韓国:メディカルツーリズムを政府がバックアップ
シンガポール:メディカルツーリズムの発展に注力
イギリス:海外へのメディカルツーリズムは危険?
イギリス:国外に緊急手術に出かける患者さん
↓参考リンク
メディカルツーリズムならインドが最高
日経BizPlus 2008/04/08
インドの病院は最新の医療設備を有し、熟練された技術を持つ医師が揃っている。欧米の病院とも引けをとらないし、むしろ勝っているかもしれない。このようなレポートが2日、メディカルツーリズム(医療観光)に関するレポートとして計画委員会によって発表された。
このレポートによると、メディカルツーリズムで訪れるアメリカやイギリスからの患者がインドで受ける手術の多くは、自国の保険会社で適応されない領域のものだという。
計画委員会のモンテーク・シン・アールーワーリヤー副委員長によると、インドのメディカルツーリズムの魅力は、先進国では莫大な費用がかかる医療を、最新の技術で、しかも低価格で行うことだという。
例えば、心臓バイパス手術をインドで受けた場合の費用は約6000ドル(約60万円)で、同じ手術がタイでは7894ドル(約79万円)、シンガポールでは1万417ドル(約100万円)、アメリカでは2万3938ドル(約240万円)、イギリスでは1万9700ドル(約200万円)だという。
また、美容整形にかかる平均額は、タイでは3500ドル(約35万円)、アメリカでは2万ドル(約200万円)、イギリスでは1万ドル(約100万円)なのに対し、インドの場合は2000ドル(約20万円)となっている。
2002年に医療ツーリズムでインドを訪れた観光客は15万人以上とされており、収入は3億ドル(約301億円)に上る。医療ツーリズム専用のビザを設けるなど、インド政府もこの産業の促進を支援しており、2012年までにはこの分野での収入が20億ドル(約2010億円)になると予測している。
計画委員会のレポートによると、インドには約60万人の医師と100万人の看護師、200万人の歯科医がおり、そのうち5%が先進国での医療経験を持つ。また、現在6万人のインド人医師がアメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアの医療機関で働いているという。
[4月3日]
インド新聞 2008/05/27より引用
インド商工会議所協議会(ASSOCHAM: Associated Chambers of Commerce and Industry of India)は26日、最新の研究「外貨獲得に向けたメディカル・ツーリズムの可能性」にて、海外からの患者の医療費による外貨獲得高が、2012年までに800億ルピー(約1,941億円)規模に増大する見込みであると発表した。
インド政府が外国患者のビザ取得を容易にしたことに加え、インド国内の医療基盤が確実な成長を遂げていることが主な要因。なお、このいわゆる"メディカル・ツーリズム"で得られる金額は現在、年間で350億ルピー(約849億円)と推測されている。インド商工会議所協議会(ASSOCHAM: Associated Chambers of Commerce and Industry of India)は26日、最新の研究「外貨獲得に向けたメディカル・ツーリズムの可能性」にて、外国からの患者の医療費として2012年までに外貨で800億ルピー(約1,941億円)規模に増大すると発表した。
各国での治療費を比較すると、骨髄移植手術はアメリカで20万ドル(約2,000万円)、イギリスで最高20万ドル、タイで6万2,500ドル、インドでわずか2万ドル(約200万円)。アメリカと比較して約10分の1となっている。
バイパス手術はアメリカで1万5,000~2万ドル、イギリスで約2万ドル、タイで1万4,250ドル、インドで4,000~6,000ドルの費用がかかる。膝の手術費は、アメリカで1万6,000~1万7,000 ドル、イギリスで1万5,000ドル、タイで7,000ドル、インドで1,000ドルと、いずれもインドの治療費は各国と比較して10分の1から2分の1と安い水準となっている。
研究によれば、西洋諸国では医療費が非常に高いため、アフリカ、中東、アジア諸国の患者が経済的な理由から、インド国内の基盤が整った地域の病院での治療を検討し始めている。
2008/05/26 16:35(ニューデリー発)
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世界中でメディカルツーリズムが盛んになっています。コストがメインの理由ですが、それ以上に「外国」に渡っても治したいという人間の希望がかなえられるのであれば、やはりこのニーズは高いと思います。日本はまだ序の口ですね。
韓国:メディカルツーリズムを政府がバックアップ
シンガポール:メディカルツーリズムの発展に注力
イギリス:海外へのメディカルツーリズムは危険?
イギリス:国外に緊急手術に出かける患者さん
↓参考リンク
メディカルツーリズムならインドが最高
日経BizPlus 2008/04/08
インドの病院は最新の医療設備を有し、熟練された技術を持つ医師が揃っている。欧米の病院とも引けをとらないし、むしろ勝っているかもしれない。このようなレポートが2日、メディカルツーリズム(医療観光)に関するレポートとして計画委員会によって発表された。
このレポートによると、メディカルツーリズムで訪れるアメリカやイギリスからの患者がインドで受ける手術の多くは、自国の保険会社で適応されない領域のものだという。
計画委員会のモンテーク・シン・アールーワーリヤー副委員長によると、インドのメディカルツーリズムの魅力は、先進国では莫大な費用がかかる医療を、最新の技術で、しかも低価格で行うことだという。
例えば、心臓バイパス手術をインドで受けた場合の費用は約6000ドル(約60万円)で、同じ手術がタイでは7894ドル(約79万円)、シンガポールでは1万417ドル(約100万円)、アメリカでは2万3938ドル(約240万円)、イギリスでは1万9700ドル(約200万円)だという。
また、美容整形にかかる平均額は、タイでは3500ドル(約35万円)、アメリカでは2万ドル(約200万円)、イギリスでは1万ドル(約100万円)なのに対し、インドの場合は2000ドル(約20万円)となっている。
2002年に医療ツーリズムでインドを訪れた観光客は15万人以上とされており、収入は3億ドル(約301億円)に上る。医療ツーリズム専用のビザを設けるなど、インド政府もこの産業の促進を支援しており、2012年までにはこの分野での収入が20億ドル(約2010億円)になると予測している。
計画委員会のレポートによると、インドには約60万人の医師と100万人の看護師、200万人の歯科医がおり、そのうち5%が先進国での医療経験を持つ。また、現在6万人のインド人医師がアメリカやイギリス、カナダ、オーストラリアの医療機関で働いているという。
[4月3日]
2008年05月28日:メディカルツーリズム:skyteam2007
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